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Apr 05 2006

■どこ見てうつ伏せ?

関西では食い倒れ“芸術”という人間の活動は、“認知”はされているが“理解”はされにくい。
その理由のダントツTOPは「何やってんのかよーわからへん」だろう。
「よーわからへん」を「成分解析」すると、

 60%…それ以上思考する価値があるかどうか?判断できないからしない(思考停止)
 20%…その行為の価値が見つけられない(無意味、無価値)
 10%…芸術ってそんなもの(固定観念)
 10%…自分にとって対岸のもの(関係ない)

こんな答えが返ってきそうだ。

「何やってんのかよーわからへん」を試しに一度体験してみませんか?
a plat ventre.com の「何やってんのかよーわからへん」写真を見ながら。

続きは↓ココから↓

18emeさん@Coucou Rou Coucouで知ったこのサイト。
デザインがとても洗練されたFlashサイトなんだが、人のうつ伏せ写真ばかりが掲載されている。見ていただければ、即????の嵐になる「何やってんのかよーわからへん」写真サイトです。ぜひ今、ご覧ください。そして戻ってきてください。ここに。

a plat ventre.com

おかえりなさい。
「何やってんのかよーわからへん」で満たされましたか?
さぁ、ここからがアナタの未知の世界です^^

写真の彼は、今どういう状態なのか?
「うつ伏せ」とも言えるし「寝ている」とも言える。「倒れている」とも、「死んでいる(を演じている)」とも「寒いから地熱で温まっている」とも「大地の鼓動を全身で感じてる」とも・・・如何様にも解釈できます。答えが書かれていない以上、考えれば考えるほど答えはでてきます。だけど、多くの人は一目見て何かしらの答えを出すことができます。

「URBAIN」(左の白い四角の一番上を選び、右の赤帯をクリック)の写真を見れば、「死体のまね」とか「行き倒れ」とか思っただろうし、
「TOURISTIQUE」の写真だと、「ちょっと変わった記念撮影」に見えたかもしれない。
「NATURE」の写真だと、さっきはバカげた答えだった「寒いから地熱で温まっている」「大地の鼓動を全身で感じてる」と見えるのではないだろうか?

彼は同じ格好しかしていないのに、ロケーションが変われば他者からの見られ方はこんなにも変わってしまう

・・・ということは、人が対象を見て判断をするとき、一体何を見て何から情報を得て“判断”しているのか?「人がうつ伏せになっている」という情報は“判断”には全く役に立っていないということになります。
いままで主役だと思っていた存在が、実は無意味な存在に成り下がる。

極端な話、この写真は「男がうつ伏せになっているのを見る」写真では無く、周囲の風景を見る写真であると言えます。風景が最も情報が多くて有益なのですから。ということは、この写真は風景写真と言えます!
世界遺産だったり、雄大な山々だったり、この世のものとは思えない夕日の写真だったり…、それらと同類の写真だとも言えるわけです。

まっ、ちょっとこれは極端な話ですが^^
でも、最も見るべきところが風景なんですから、全く無茶な話でもないでしょ?

…って、
これはフランス語が読めないボクが勝手に判断して面白がっている「この作品の楽しみ方」なので、作者の意図するところではないかもしれません。でも、ただ「うつ伏せ」になっている写真から、こんな思考実験が出来、大きな仮説を作ることができました。

ここまでくれば、「何やってんのかよーわからへん」は何か特別なモノに変わってはいないでしょうか?
この思考実験と仮説を、自身の生活にフィードバックすることができれば、“芸術”は社会的に価値ある行動となります。

芸術”・・・
(1)特殊な素材・手段・形式により、技巧を駆使して美を創造・表現しようとする人間活動、およびその作品。建築・彫刻などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・舞踊・映画などの総合芸術に分けられる。
(2)芸・技芸。わざ。ーーー(goo辞書から)
ここにある「美を創造・表現しようとする人間活動」からすれば、この作品はその為の準備(美を表現→美とは?→どの要因を満たせば美になるか?→人間の判断力の実験)と言えます。でもその前に、芸術というカテゴリーに当てはめる必要性が無意味であると思いませんか?

こういった「何やってんのかよーわからへん」行為の便利な総称として“芸術”が使われているので、余計に「何やってんのかよーわからへん」ことになってしまっている・・・。

なんか、ちょっと“理解”した気になってもらえたら幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに
その名も「a plat ventre.com」。これはフランス語で「うつ伏せ」という意味なのですが、サイトを見れば一目瞭然。
と18emeさんが訳しておられるので、写真撮影者本人の解釈は「うつ伏せ」のようです。でも、その行為を特定する意図ではなく、アノニマスで最も意図を限定しない意図として「うつ伏せ」と呼ばれている気がします。

■reference
a plat ventre.com
ITmedia News:アレの半分は何でできてる?――「成分解析」が人気

■TrackBack
Coucou Rou Coucou : A Plat Ventre

この話が面白く感じていただければ、この本も面白いと思っていただけるはずです!

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
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  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2006/02/16

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「鉄の意志」と「白い何か」-成分解析? from 神村的日常-Kamimura's spill of thought.

・ITmedia NEWS:アレの半分は何でできてる?―「成分解析」が人気  こちらの記事はKOuさんのMoot.blogで発見しました。で、ITm


■Comments

KOuさん こんにちは
この前のエントリ読ませていただいてからこの本が気になって仕方ありません。
おそらく・・・
何回読んでも自分には理解できないのかもしれませんが・・・
購入して読んでみようと思います!

KOuさん、こんばんわ。

"a plat ventre"、面白いですね。

あのサイトから、ここまで展開して投稿を書かれるとは、さすが!です。

私は、「『うつ伏せ男』がいるだけで、風景が『非日常化』するんだなぁ」
と思った程度で、KOuさんほどは考えが及びませんでした。
サスペンス的な解釈は、最初から排除していましたが(笑)。

既存の概念をひっくり返される「企み」は面白いですね。
PS:スクリーンセーバー、チェックしとこっと。


■tamaru さん
こんにちは、tamaru さん。
ぜーんぜんそんなことないと思いますよ。物凄く平易に書かれていますし、勿論のこと数式なんてでてきません。

“理解”はこのように考えてみてはいかがでしょうか?
多くの人は、著者と同じレベルの理解度をもって“理解”したと考えられるようですが、ボクは自分に必要なレベルで“理解”したと納得しています。なので、自分の理解は著者のそれとはかけ離れた低レベルであると思います。(ぜーんぜんわかってない時もある^^)
だけど、自分の身の丈以上の理解レベルなんて、使いこなせないので豚に真珠なのです。書籍はあくまでもQOL(クオリティーオブライフ)向上のきっかけであって、その書籍からどんな理解をしようが、読者の勝手だと思います。

って考えれば、世の中に難しい本なんて、ない!と思えますよ。
あんなに良い本を、自分「難しい」先入観で否定するほどもったいないことはありません。

■ちゃめ
わっすわっす、ちゃめさん
芸術も↑上に書いたこと同様、どう捉えてもOKで、それよりも、そこからどうなるか?の方が重要だと思います。だから、ちゃめさんの考えを大事にしてくださいね^^

日本の70~80年代現代美術、具体美術協会、ハイレッドセンターあたりをうろうろすれば、こういったコンセプチュアルアートはごろごろしていますよ!
そうそう、榎忠氏が大阪キリンプラザで個展されているので、それを見てみては?
ハンガリー作品なんて、あまりに訳わからなくて笑ってしまうと思いますよ!

http://www.kirin.co.jp/active/art/kpo/art/now.html

KOuさん、どもです。
榎忠さんの個展の情報、有難うございます。
脳みその”ワク”を広げに行きたいですね。

榎氏の作品は、最初としては刺激の強すぎる作品ばかりです。
広がりすぎにご注意くださいませ^^

こんばんわ。
私はただ面白いな~と思っただけのサイトから、ここまで掘り下げてコメントをしていただき、紹介したかいがありました。
私の頭では、それこそ「何やってんのかよーわからへん」で終わってました。

■18eme さん
こんばんわ、18eme さん
「何やってんのかよーわからへん」けど、なんか面白いと思い、なんか紹介した。そこには、言語化できていないけど、なんかあるわけで、ないとなんも反応しないわけで。でも、言語化したところで、なーんか陳腐なものになってしまうわけで…。

そこまで考えが行き着くと、「芸術は感じるもの」という意味がわかるような気がします。


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