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Apr 12 2006
■Windows!
Boot Campが話題。
「憧れだったMacを買う理由が出来た」と巷では好印象の様子。
なぜ今になって、こんな政策にAppleは出たのだろう?それはWindowへの白旗なのだろうか?
こんな戦略を考えてみた。
Macが目指すのは、WindowsOSを一つの「アプリケーション」にしてしまう戦略ではないだろうか?
名づけて「Windowsを食っちゃうよ!」プロジェクト。
これからのPCはその言葉通り、よりパーソナルなコンピューターになっていくだろう。
誰が言ったか忘れたが、PCだと意識しないほど自然にPCが溢れる生活になる。そんなPCの姿がそろそろ登場しつつある。
### 汎用的なPCが何故溢れる必要があるのか?
それは、PCが特化するから。それは、人の活動の数だけPCが必要になるということ。
えーっ!と半信半疑な方にも、TV録画を例に出せば納得してもらえるはず。
録画できるPC(テレパソ)と、HDDレコーダーの違いは一体どこにあるのか説明できるでしょうか?
技術的に見ればほとんど差はない。ほとんど同じパーツがほとんど同じ仕組みで録画と再生を実現している。でも、同じ商品ではない。はっきりと違う商品として共存している。
同じパーツで同じことができるのに、違う商品。
違うのはターゲットユーザー像と、利用環境・利用スタイルというUIの部分でしかない。
それは一見微細な差に思えるが、実際利用するユーザーにとっては全然微細ではない。
こんな商品いままでなかった! かというと、そうでもない。車がそうだ。
多少の差があれど、技術的にはほとんど変わらずエンジンがタイヤに動力を伝えて走る車という道具。
しかし、ユーザーにとって、トラックとオープンスポーツは全然ちがう。
ユーザー視点で商品が細分化される、そんな商品性にPCはなりつつある。
だから、
TV録画する為だけにHDDレコーダー買ってるのが、なんら不思議でないのと同じく、
デジタル音楽を楽しむため為だけにMacMini買う…は不思議でない行動と思える時が、そろそろやってくる。
### じゃぁ、どんな形のPCがこれから必要なのだ?という話になる。
いままで“PCメーカー”とどれこれも一緒くた にされていたPCメーカーは、
○○PCメーカーとより細分化され、ユーザーに認識されることになるだろう。
そんな時代のAppleは、何PCメーカーになるのか?何PCメーカーと呼ばれるのか?
AppleはiPodの前、一連のiLifeアプリケーションの提供から既にその態度を示している。
Appleは既にPCメーカーから、(PC)デジタルライフソリューションメーカーとして態度を示している。
そこには、ハードもソフトもなーんも関係ない。必要あるものは全てシームレスに提供される。
こう書くと一見新しいものに見えるが、全然新しくは無い。
だって家電製品がそうでしょ?洗濯機と一緒に洗濯機操作ソフト買うなんてないわけです。
逆に言うと、家電メーカーがソフトをバンドルしてデジタル商品を売る理由もココにあるわけです。
AppleがMac全てにiLifeをバンドルしたのはこの考えと同じで、今までのPCの買い方のように漠然と汎用的にPCを買うのではなく、音楽聞きたいから、作曲したいから、デジカメ写真管理したいからという動機でMacを買う道具にした訳です。
ただし、その動きは非常に遅い。現在完成しているのは音楽しかない。だけど着実。
### 洗濯する道具ってなに?と聞かれて、洗濯機と答えるように、
デジタル音楽を楽しむ道具って何?と聞かれて、Macと答えられるようにした。
洗濯機と決定的に違うのは、同じパーツ構成で、他の道具にもすることができる点。Appleは同じ技術資産で、他の道具も作ることが出来る。
TVを見て、録画して、楽しむ道具って何?と聞かれて「Mac!」にすることもできる。
ホームビデオを作る道具って何?と聞かれて「Mac!」にすることもできる。
インターネットをする道具、音楽を作る道具、資料編集をする道具・・・
どれでも「Mac!」と言える様になればなるほど、ユーザーは買いやすくなる。
皮肉な話だが、やれることが多くなればなるほど、ユーザーは買いやすくなる。
おいおい!それって今のPCと変わらないやん!とPCに詳しい人ほど思うだろう。
だけど、決定的に違うのは、ユーザーの意識の中にはっきりと「やれること」の輪郭線があること。粒がしっかりそろっていること。そうしつつ、やれることを増やす。
そして一つランクアックした概念の道具「デジタルライフの道具」を目指す。
そして最後には、ここに行き着きます。
デジタルライフの最後の牙城。Windowsソフトウェア。
PCができる道具は?と聞かれ「Mac!」と答えられる道具を作る。
### Windowsが使える道具って何? 「Mac!」
一周回って同じところに行き着いた、みたいな話ですが、ユーザーの意識では全然違う。
デジカメやデジタル音楽と同レベルのユーザー意識で、Windowsソフトウェアを捉えてもらう
ということが、イメージ戦略で可能な訳です。
この状態のMacってどんな姿が想像できるでしょうか?例えばこんな形ではないでしょうか?
起動すると最初に「何をしますか?」って聞かれる。
そこには、デジカメ、音楽、TV、インターネット、 そしてWindows。
こんな操作印象の道具って、ユーザーにとっては
Macの中にWindowsがある、つまりMacでもWinが使えるというWin>Macというネガティブイメージではなく、
Mac>Winというポジティブイメージなのではないでしょうか?
どっちが首根っこ掴まれています? (タイトル)
□Not Quick a Nine - Macintoshの生き残る道
□Not Quick a Nine - ずっと憧れだったMacintosh
- by KOu
- at Apr 12 00:16
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- □Mac vs Win from 日々のたわごと
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近々Macを買おうと目論んでいるわたし。 今ではMacでWinも可能になりました。 Apple社から純正のBootCampという、Mac上でWinXP...
- on April 19, 2006 02:06 PM
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■Comments
>そのために、恐らくMSは近いうちにiTunesに対抗すべく、ハードソフト共に大幅な資金投入をしてくるんでは?と思っていたりします。
それはあるでしょうね。ってか既にORIGAMIとかやってたりします。(って全然こっちにはそんな風に見えないですけどね)
冷静に考えれば、MSってWindowsとOffice以外、それ自身の良さで地位を勝ち取った製品ってないような気がします。IEもOutlookも既入の強みだし、そういったらOffceもそれに近いっちゅーぁ近い。あっマウスがあるか!マウスはMSが好き。
なので、今は勝ち組だけど、将来の勝ち組になる素地が見えているか…って言われれば即答できないことない?一方Appleはその点の心配がなさそうだし安心して投資家も投資できる材料を用意している。って見える。
IBMも現在形PCからさっさと手を引いた現在、MSだけが引くに引けない状況になって、結局上で話したような「十得ナイフの一得」に成り下がる・・・ってシナリオは、ありそうな気もするしないような気もする。っていう妄想話でしたっ。
- KOu
- April 12, 2006 02:37 PM
持っているのがiBook G4なので、Boot Campは使えないのですが、
これは何を意味しているのか、自分ではよくわかりません…
まあ、何だかスゴいことらしいですが。
不安なのは、これでますますMac用に開発されるソフトやサービスが減ること…
MacでもWindowsが動くのだから、
わざわざMac用をつくらなくてもいいや、と思われそうです。
- anna_rouge
- April 12, 2006 05:38 PM
単純に考えりゃ、「Macを買ってもWindowsアプリが使える。」っちゅーだけの話なのです。なので、Mac向け開発は加速度的に減るでしょうね。
いや、正確に言うと、いままでのようなPCの使い方をするアプリケーションは減りますが、Appleが考えるデジタルクリエイティブライフをサポートするようなアプリは逆に増えるかもしれません。例えば、LiFE with Photocinemaのような、簡単にクリエイティブできるアプリとか、iPodをより楽しく使うためのサポートアプリとか…。
技術的に見れば全然単純な話なのですが、その商品性、その道具性という意味では大きな変化が起こりそうな事件なのです。
いままでPCと思っていたものが、なんとなくちょっと違うっぽいものになってきた…
あと数年すれば、より多くの人がそう思うようになるのですが、その基点となりそうな事件なのです。
- KOu
- April 12, 2006 07:01 PM
ははー、視座を変えると、見方が変わりますね。
もとMacユーザーの私は、"Bootcamp"をここまでポジティブには捉えられませんでしたが、KOuさんの描いたシナリオを読むと、本当にそうなりそうですね。
デザインやCMなどの外見的印象の良さも、Macのアドバンテージになるのかなぁ?
PS:なぜ"Boot Camp"なのでしょう?この名称から、米海兵隊の新兵訓練を連想するアメリカ人もいるのでは?(キューブリックのフルメタルジャケットで描かれていました)と余計な心配。
- ちゃめ=kamimura
- April 14, 2006 11:41 AM
■ちゃめさん
BootCamp というネーミングを深読みすると、
BootはOSの起動
Campは、不便さも楽しく思える非日常な環境(いつでも日常には戻れる保証付き)
つまり、Macが日常でWinが非日常、安心のMac環境にいつでも戻れる安心感がある前提で、たまにはいろんなところに遊びに行っておいでよ!
Campってそうじゃないですか、ぬくぬくの我が家がしっかりあるからこそできる遊びなわけで。Campからはそういう皮肉的意図を感じてしまいます。
- KOu
- April 14, 2006 01:37 PM
はじめまして。
現在WinからMacに乗り換えようと思っている最中で。
なるほど、そういう見方があるのかーと
目からウロコだったのでTBさせていただきました。
- ガコ
- April 19, 2006 02:12 PM
■ガコさん
はじめまして、ガコさん
大きく変化が起こるんじゃないかって思っちゃうんですが、考えすぎですかねぇ…^^
- KOu
- April 20, 2006 01:21 PM
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そうですねぇ、どうなんでしょうねぇ。
私の考えとしては
Appleのプロジェクトは、Microsoftとウィンウィンの関係を作る、最良の手段だったと思うんです。
AppleはWindowsユーザを取り込める。
MSとしては、Windowsパッケージがマックユーザにも売れる。
あえてプラットフォームによるガチンコ対決を避けて、ほかの部分で競っていこうという意思表示ですよね。
その意味で、どちらがアドバンテージを握っていけるかは、次のステージで決まるんではないか?と。
そのために、恐らくMSは近いうちにiTunesに対抗すべく、ハードソフト共に大幅な資金投入をしてくるんでは?と思っていたりします。
てことで、私も近いうちにMac買うかな……と思ったり(^^ゞ